LOCAL RULE
ローカル・ルール
競技規則について
公益社団法人日本トライアスロン連合『「競技規則」トライアスロンを謳歌するために』に同第6条(規則の補足)に基づきこのローカルルールを策定する。選手は、「競技規則第2章選手規範」を遵守しスポーツマン精神とフェアプレイの精神により競技を行うこと。
1.競技全般
(1) 大会出場資格の譲渡の禁止
- 出場資格の譲渡及び、譲渡された資格での出場は禁止です。事故が生じた際に適切な措置が取れなくなります。
(2) 悪天候時及び災害等の措置
- 雨天でも決行します。
- 天候や競技環境が悪化した場合は、距離の短縮や競技内容の変更、またスイム競技が、ラン競技に変更となる場合があります。
- この場合、リレーのスイム担当の選手が、ラン競技となる場合があるので、ランニングシューズ等の準備をしてください。
- 開催地の災害等の発生時には、競技を中止することがあります。また、開催地以外でも状況を勘案して大会を中止することがあります。
- 競技内容変更の際の詳細は、大会ホームページ・SNS及びアナウンスにてご案内いたします。
- 競技短縮、中止の場合でも参加料の返金は行いませんので、予めご了承ください。
(3) 競技説明会
- 安全管理のため競技説明会への出席を義務付けます。
(4)レースウエアー及び携帯音楽プレーヤー
- フロントジッパーなしのウエアを推奨します。ジッパー付きのウエア(バイクジャージなど)も着用可能ですが、競技中にジッパーを開ける事は禁止とします。
- 携帯音楽プレーヤー等を装着しての競技は、危険なため禁止です。
(5) レースナンバー
- 受付の際に①ボディナンバーシール②レースナンバーカード(ゼッケン)③ヘルメットステッカー④バイク用ステッカーを配布します。ご自身のレースナンバーを確認の上、指定された箇所に表示 をしてください。
- ボディナンバーシールは、両腕の外側に貼付してください。
- バイク競技とラン競技でウエアを変える場合は、バイク競技中は、背面に、ラン競技中は、前面にレースナンバーを表示してください。レースナンバー用ベルトは、使用可とします。
- ヘルメットステッカーは前面に、バイク用ステッカーはサドル下部のフレーム両面に貼付してください。
(6) タイミングベルト(計測器具)
- 競技中は、入水前に配布するタイミングベルトを必ず足首に装着してください。
- ラン競技でフィニッシュするまで、外さないでください。
- 装着せずにスタート、または途中で外したままの場合も失格となります。
(7) 途中棄権の申告
- 途中棄権する場合、テクニカルオフィシャル(審判員)に申告してく ださい。タイミングベルトはテクニカルオフィシャルに手渡してください。
(8) 計測チェックポイント
- コース上の計測ポイント不通過は、失格となります。
(9) 制限時間
スタンダード部門
- スイム:スタートから60分
- バイク:スタートから2時間40分
- ラン:スタートから4時間
スプリント部門
- スイム:スタートから40分
- バイク:スタートから1時間20分
- ラン:スタートから2時間
ビギナー部門
- スタートから50分
(10) 周回チェック
- 個別の周回数を競技中にスタッフが教えることはできません。
事前に自分の周回数を確認の上、サイクルコンピューターやその他の方法で周回を確認できるようにして参加してください。周回不足は、失格となります。
(11) リザルト
- 速報版を大会会場に掲示します。
- 公式記録は、大会終了後数日以内に大会ホームページに掲載します。
(12) エイドステーション
- スイム、ランコースに設置します。バイクコースにはありません。
(13) 更衣テント
- 会場内に更衣テントを男女別に設置しますので、手荷物に注意の上、お使いください。
(14) 救護テント
- 会場内に救護テントを用意します。
- 医師や看護師が待機し、応急措置を行います。
(15) 体調管理
トライアスロン競技は、大きく変化する環境下でのスポーツであり、またコンタクトスポーツの側面もあることを認識していただき次の点等について確認の上、参加をしてください。
- 健康上不安のある方はあらかじめ、主治医や医療機関にご相談いただき指示に従ってください。
- 当日の体調について不安のある方は、救護テントの医師にご相談ください。
- 大会参加者、ボランティアは、大会保険に加入しますが、治療費を全額保証するものではありません。また持病のある方などは、内容によっては保証されない場合もあります。
- 競技スポーツに参加できると判断できない体調等の方には、参加をお断りする場合があります。
- 体調等の事実を隠して参加し、体調が悪化しても主催者は、一切責任を負いません。
(16) 写真ビデオ撮影
- 家族、応援しに限り撮影を認めます。最近不健全な目的で写真やビデオ撮影(透撮)が問題になっています。会場で撮影している方に大会関係者が声をかける場合がありますので、ご協力をお願いします。また不審な撮影者を発見した場合は、大会本部または近くの係員にお知らせください。
2.スイム
(1) ウエットスーツ
- 着用義務とします。
ただし、ビギナー部門については着用推奨とします。
レスチューブ(膨張式緊急浮力体)
- 装着を認めます。
使用(膨張させた)場合は、大会スタッフが健康状態を確認した上で競技を継続できます。順位は記録せず表彰対象外とします。膨張させたレスチューブを利用して前進した場合は、失格となります。
(3) スイムスキップ
- ありません。
- ビギナー部門において、泳ぎに不安な選手は自己申告により浅瀬の歩行が可能。(ただし、記録は参考記録とします。)
(4) スタート
- スタンダード部門、スプリント部門はローリングスタート(※)とします。
リレー、パラ及びビギナー部門は、ウェーブスタート(一斉スタート)とします。
(※)ローリングスタート:10 人ずつ 10 秒ごとにスタートを行い、 混雑を緩和させるスタート方法
3.トランジションエリア
(1) 競技用具の設置
- ヘルメットチェック、バイクチェックを実施します。
- 指定された時間内にバイク、ラン競技に必要な物を、設置してください。
競技用具の回収
- 競技の安全のため、トランジションエリアの解放の時間まで、お待ちください。
- トランジッションの出入りの際は、レースナンバーが必要です。バイク回収の際は、バイクのレースナンバーと照合します。
4.バイク
(1) ドラフティング、ブロッキング
- 禁止です。 違反に対してはペナルティの対象となります。
- ドラフトゾーンは前方選手の前輪先端から後方10mです。
(2) ヘルメット
- バイク競技用の硬質ヘルメット(公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)の基準に適合したものと同等のものを推奨)を、その取扱説明書に従い正しく着用してください。
- バイクをラックから外す前にヘルメットを着用し、ストラップを締めてください。
- バイクをラックに掛けた後にストラップを緩めることができます。
- 小中学生等のヘルメット特別規定
ロードレーサーを使用せず、かつ、伸縮しないストラップの構造である場合に限りバイク競技用以外の硬質ヘルメットを使用することができます。
(3) バイクの種類
- スタンダード : 長距離で高速となるためドロップハンドルかそれに準ずる形状のロードバイクを使用してください。
- スプリント : バーハンドルは不可です。
- ビギナー部門(ジュニア、ビギナー、パラビギナー、パラビギナーリレー) : バイクではママチャリ、折畳み自転車及びフラットバーの使用が可能です。
(4) バイクボトル
- ペットボトルの使用は、できません。
(5) 乗車ライン、降車ライン
- 乗車方法 ・・・ 片足が乗車ラインを越えた後に、完全に片足が地面に着いてから乗車をしてください。
- 降車方法 ・・・ 降車ライン手前の地面に、片足が完全に着いてから降車をしてください。
5.ラン
(1) フィニッシュ
- 帽子・サングラスを外すことを推奨します。
(2) 同伴フィニッシュ(ペットはご遠慮ください。)
- 他の競技者の妨げにならない範囲で家族、チームメイトの同伴フィニッシュを認めます。フィニッシュゲート手前の待機ゾーンで待機してください。
- フィニッシュした選手が同伴する場合は、ナンバーカードを外してください。他の競技者の妨げになると判断した場合、不可抗力であってもペナルティーを課す場合があります。
6.リレー部門
(1) 選手引継ぎの方法
- タイミングベルトを「たすき」のように次の種目の競技者に引き継いでください。
(2) 引き継ぎの場所
- 次の競技者はリレーゾーンで待機し、そこでタイミングベルトを引継ぎます。
(3) 繰上げスタート
- 制限時間内に次の種目に引き継げなかった場合は、繰上げスタートとなります。
予備のタイミングベルトを使用したオープン参加となります。
7.パラトライアスロン
(1) カテゴリ
- 旧カテゴリ(TRI1~6)を適用します。
(2) 競技中の支援
- パラビギナー部門、パラリレー部門は、競技中の支援を認めます。
(3) パラリレー部門
- 競技者3人のうち1名以上のパラ競技者が含んだ構成とします。